校長ご挨拶
生徒はダイヤモンドです
一人ひとりがあらゆる可能性に満ち、色とりどりに輝くことができる、かけがえのない存在です。学びという自分磨きを通じてダイヤモンドの自覚を促していく。それが、本校の教育の基本です。
可能性への入り口はさまざまです。「これをやりたかった」というものに出会ったとき、「ここまでやれる」自分に気づいたとき、仲間と感動を共にしたとき…。私たちは未来型学力の習得を通じてそのきっかけを提供し、生徒の歩みを支えます。
まちとつながる学校
人類は、分かち合い、助け合いで700万年もの飢餓時代を乗り越えてきました。関係性の中で社会的能力を磨き、受け継ぎ、進化させてきました。つながりの中でこそ能力は発揮されます。共感したとき、承認されたとき、尊敬する人を得たとき、心に明かりが灯り、やる気のスイッチがONになります。道徳性の起源もそこにあります。
だから私たちは“まちとつながる学校”をめざします。生徒と父母と教師と地域の人々がつながる学校、その中心に学びが花開く学校をめざしているのです。
学校を変える、学びを変える、ここから変える
ダイヤモンドたちを輝かせるために、豊かなつながり合いの学校にするために、私たちは、「学校を変える!学びを変える!」と決意しました。
私達自身はどう変わらなければならないのか。カリキュラムはどのように改革されるべきか。2007年5月に「授業改革プロジェクト」会議を設置し、フィンランド視察をはじめとして43回の県外訪問・研修に出かけ、87回200時間超の検討と研修を重ねてたどり着いたのが<アクティブスクール・愛知黎明高等学校>です。
志に火を灯す
「いい看護師になって病に苦しんでいる人の力になりたい」「災害に強い都市をデザインする仕事に就きたい」「国境を越えて活躍する人になりたい」「全国大会に出場できるように技術とメンタルのレベルを飛躍させたい」
ダイヤモンド磨きのスイッチは、ほかならぬ生徒自身の中にありました。志に火が灯ったとき、そして仲間を得たとき、生徒たちは私たちの予想を超えて躍動し、大きな感動を届けてくれます。
志は成長の栄養源であり、ダイヤモンドの研磨剤。同時に、私たちにとっては明日に花咲く希望の種です。志に火を灯す学校づくりを一丸となって進めてまいります。
愛知黎明高等学校 校長 井上 毅